ノボレ
1か月前に展示した空間、渋谷ノボレ。完全に一目惚れ。
昭和のビルの一室。古さを生かし最低限のリノベ、実は細部までこだわっていて。懐かしく優しさのあるシンプルな空間。窓からは大きなビルの谷間に密集した個性的なビル群が見え、よく聞けば渋谷は賑やかであろう静かな風が吹き込む。心地良く落ち着く。
ふと、自分の服もこんな風に作りたい衝動。古い生地を生かし、最低限の様に見えてこだわって手を加え、ホッと心地よく着てもらえたら、とても嬉しい。
この空間に出会えた事、感謝。
1か月前に展示した空間、渋谷ノボレ。完全に一目惚れ。
昭和のビルの一室。古さを生かし最低限のリノベ、実は細部までこだわっていて。懐かしく優しさのあるシンプルな空間。窓からは大きなビルの谷間に密集した個性的なビル群が見え、よく聞けば渋谷は賑やかであろう静かな風が吹き込む。心地良く落ち着く。
ふと、自分の服もこんな風に作りたい衝動。古い生地を生かし、最低限の様に見えてこだわって手を加え、ホッと心地よく着てもらえたら、とても嬉しい。
この空間に出会えた事、感謝。
40年前、母は1型糖尿病で突然倒れ、半年入院した。退院後は1日も欠かさず1日5回のインスリン自注射をしてる。40年再入院してないのが母の自慢だ。6年前に父が逝き、そのすぐ後、母は緑内障で目が不自由となった。認知症も患ってしまった。それでもひとり暮らし続行中。
昨年末、低血糖で3度も倒れた。食事を忘れたのか、注射の2度打ちしたのか、体の変化なのか、分からない。入院は拒否。もちろん施設も断固拒否。弟夫婦と相談して、なんとか見守る体制を作る事にした。
母は毎日洗濯する。布団も干す。ラジオは終日聴く。運動を兼ねて近所のスーパーへ毎日行く。食事は自分なりに作る。自注射、目薬は欠かさない。かろうじて見える目で新聞は見出しだけ読む。日記は極太の罫線のノートで続けてる。1日1回元気コールをかけてくる。旅行に誘ってもお父さんと沢山行ったからと行かない。食事に誘っても、糖尿病だからと行かない。
特に予定も無く、目が不自由になり大好きな針仕事も出来ない。本も読めない。美味しいものを食べたり、オシャレも出来ない。生きるための最低限、同じ事の繰り返しの毎日。
母は昔から決まって”今がサイコー”と言う。何についても”いいじゃん!”と言う。後ろは向かない。愚痴も言わない。これでいいのだ、バカボンのパパ的なこの生き様。
とにかくひとりでいたい母も、日に日に体力は衰えていき、認知症も進むであろう。近くに住む弟夫婦や、ご近所の方々無しでは続けることは出来ない。いつも見守って下さる皆様、本当にありがとうございます。母の生き方に付き合って下さり、感謝の一念です。
これからどうなるか分からないけど、自分を使い果たして手を振ってイッて欲しい。
ルリロさん(川越)にて2年ぶりの展示をさせていただきます。
今回は”端切れ”にまみれ、向き合って作りました。
今まで作った服、着て下さったお客様、お世話になった方々、会話、ハプニング…蘇る色々な想いも一緒に淡々と繋ぎました。
ご笑見頂けましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
尚、在廊日は10月6.7.11.14日です。変更などはインスタにてお知らせいたします。お出かけ前にご確認のほど、よろしくお願いいたします。
https://ruriro.com/
先日行ったディオール展、素晴らしかったです。終盤に、壁一面に圧巻なオブジェがありました。ディオールの生地の端切れを埋め尽くしたオブジェ、小さな端切れも華麗で優雅、服にならなかった生地達もどーよ!とばかりに存在してました。たまたま端切れになってしまった生地達、端切れになったからこその良さがひきだされて、生かされて、さらにディオールの凄さを感じました。
興奮さめやらず、自分も端切れと向かい合ってみると、何かに仕立てたい衝動。増えていった端切れ達、とてもキレイです。
2枚の布を合わせるので、刺し子する。着物などほどいた時にとっておいた糸を大事に使う。柔らかい綿糸。強く引っ張ると切れてしまう。優しく優しく。布の繊維と糸の繊維が絡むのか、抜ける事なくおさまりが良い。出来上がりはしっくり柔らか。ニヤニヤゆっくり作りたいけど。。。沢山作りたいから、最小限、無心で。
hodocc says:
hitomi says:
hodocc says: