かねてから向かい合っている、繭玉袋。数年前に骨董屋さんにわけていただきました。昔、大量の繭玉を運ぶ為に使われていたきばた木綿の大袋。丈夫そうなのに柔らかみがあって、優しい白が好きです。でも問題は汚れ。繭を床にこすったり、他のモノにあたったりして付いたものだと思います。これがなかなかの数でして。洗っても落ちないし、漂白剤は生地が傷むのでNG。なんとかこの汚れを隠す?繕う?どうやって?目立たせたくはないし、かといってわざとらしくもしたくない。色々イロイロ試して、”金継ぎ”に行きつきました。汚れを見つけてはミシンの金糸でひたすら縫い潰す。大きい汚れは大きく、小さかったら小さく。至るところに飛んでる汚れを金糸線でつなげるてみると、作為のない柄が浮かび上がりました。星座のようにキラキラで。働いてきた娘にお化粧をしてあげたみたい!