前回のブログの続きです。ここ10年白川郷の合掌造りの風景画しか描いてこなかった父が、なんとモネのスイレンを模写しました。昨年、尊敬する陶芸家の師に”お父さん、名画の模写って興味ないかな~?”とアドバイスをいただきました。頑固一徹な父です、無理でしょ、と思いつつも、昨年末ゴッホとゴーギャン展に一緒に行ったりしました。名画と言われる”ゴッホの手紙”とか”ゴーギャンの椅子”とかすっ飛ばし、あんまり人気のない風景画のみガン見。この爺さんはなんぞや、という感じでした。向井潤吉の時は一枚一枚ゆっくりみていたのだから、ほんと風景画しか興味ないのね。

で、数か月経ってこれが出来上がりまして、モネのスイレン。これ全部古布なんです。キレイな花の色は骨董市で古いこいのぼりの見つけて使ったそうです。手法を新しく考える部分もあって、そのプロセスにまたハマった様子でした。これを描く為にわざわざ箱根の美術館へ行ったり、本屋で図録を買ったり。ない色の古布を探しに行ったり。。。いや~日々これ勉強、拍手!